designshipのレコーダーとして挑んだ2day

常葉大学造形学部 安武研究室/インアンドアウトラボ

3年の望月琴未です!

 

designshipのビジュアルシンキングパートナーであるグラグリッドさんのインターン生として、2日間designshipにてグラフィックレコーディングに挑んで参りました!

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今回はグラグリッドさんのインターン生として、デザインを学ぶ1人の学生として、2つの観点から幾つかの気づきがありましたので、ブログに綴らせてもらいます。

 


【グラグリッドさんのインターン生として】
今回のグラレコの趣旨って端的にまとめると
「新しい価値を創造する」
ということだと私は思っています。
新しい価値と言いますと、
例えばブラックボードに白いペンで描く試みだとか、デザインを語る登壇者と参加者のインタラクションを生み出すツールを私たちが生み出すだとか。

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正直、当日は会場のエモーショナルさに大きな不安と緊張感を抱きましたが、会場のエモさとそれに伴って生まれたエモいグラレコに共感して下さる方が多くいて、twitterを始めとするSNSにも大きくシェアされ、注目されたことを体感できました。

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グラレコがここまで注目されて、オンライン上でもグラレコがコミュニケーションの機会になっていること、「明日は早めにdesignshipに行ってみよう」等の参加者のアクションの機会になっていること、これもグラレコによる1つの「新しい価値創造」だったのかなと思います。

そういった本来の目的を果たせたという意味でも、成功だったのでは?と私は思っています!!!

グラグリッドの皆さん、そして共にレコーダーを務めた遠藤、久保田、菅本、山川お疲れ様でした!ありがとうございました!

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【デザインを学ぶ1人の学生として】
私自身、普段はサービスデザインやUXデザインを大学で勉強しています。時には都内のデザインセミナーに参加したりと、できるだけ大学外でも活動の幅を広げようと精進しているため、今回のdesignshipに参加できただけでも、かなり嬉しかったです。


1.参加者の空間・体験デザインについて

designshipという場の詳細にまでわたるデザイン・設計が本当に素晴らしいと思いました。
例えば、参加者のカメラのシャッター音が、オンライン視聴用動画で多く音が拾われていることが判明したら、その日のうちにシャッター音撮影禁止の看板ができている等、まだまだ例はあるかと思いますが、ディテールが沢山沢山デザインされているところが素敵だなと体感しました。

私自身、所属するデザイン研究会(部活動)の部長なのですが、今年度中にサービスデザインプロジェクトの展示会を開催する予定でして、研究会部長兼、企画責任者として、こういった空間・体験デザインを体感できたことは、そういった面でもかなり貴重で参考にさせて頂ける経験になりました。


2.エモーショナルなカンファレンスについて
とにかく、会場に入ってまず思ったことは「ひたすらにエモい!」ということでした!
黒基調の会場に紫やピンクで彩られる照明や音響というデザインもそうですし、そこにいるスタッフさんと参加者全員で作り上げている目に見えない空気感もエモさの1つなのかと思いました。


今まで複数のデザインセミナーやイベントに参加させて頂いておりますが、今回はまた別の空気感で「日本のデザイン」を本気で変えようと同じ志を持つ人々の集いであったんだなと実感しました。
そこに特別1つの答えがあるとは限らず、むしろ答えはなくて、色んなアプローチや手法、壁を越えて生まれる化学反応的なものを実験し続ける、本当に不思議で価値のある空間でした。

 

3.私もデザインを自分ごと・社会ごととして話したい!
今回はインターン生として、参加させて頂きましたが、designshipの場でデザインに携わる方々が名刺を交換し合い、熱に話し合っている現場を見て、「私もデザインを自分ごと、社会ごととして話せる、そんなデザイナーになりたい。」と強く思ったわけで...。

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大学の授業や研修会の活動を通して、インタビューやデザイン手法からUI設計等プロトタイプ設計する実践的な勉強をしています。(現在は「若者の新しいお金の使い方」というプロジェクトテーマで、フィンテックサービスデザインを考案しています)

ですが、現状私はあくまで実験の連続を行なっているのであって、実際に世の中にリリースしたり、人々の生活に携わることはなくて。だからもしかしたら私は、まだデザインを自分ごと・社会ごとに落とし込めてないのかもしれない、なんて思ったわけです。

 

ですが、今回のdesignshipの冒頭で広野さんが仰っていたように、「これからの日本のデザイン」という枠組みにおいては、私たちの活動や姿勢・態度もあながち間違いではないと思っています。2年後3年後それ以降もデザインを自分ごと・社会ごとして課題感を持ち続けられる人々の一員でいるための訓練・下積みとも言えると思いますが、今後も活動をし続けていきたいと思います。

 


改めまして、この度インターン生として参加させて頂いたglagridさんには大変お世話になりました。本当にありがとうございました!

またぜひ、こちらのイベントとご縁があればと思っております。

 

最後に、ほぼほぼグラレコデビュー戦であった私が描き上げたグラレコたちとかっこつけまくる私を添えて〜

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以上!望月でした。

東京会社見学にて

2018.5.22(水)

〜会社見学をしてみて〜


●全体を振り返って
東京の会社を見学すること自体、恐らく今回が初めてで、未知の世界に足を踏み入れるような感覚でした。そこで、歴代の先輩方が活躍されている姿を見て、ただただ純粋に凄いな.....輝いてるな....眩しいな......という感想を持ちました。正直あと2年後、自分が社会人として東京等で仕事をする姿が全く想像できませんが、今まで見えていなかった「東京で働く」という漠然とした像が何となく見えたような気がします。かなり漠然としていますが、その点が今回の収穫なのかと思いました。


【会社見学での学び」

総じてどのお話も凄く興味深くて、自分の知識とリンクすると、よりお話が自分のこととして実感できて、非常に濃い貴重な時間でした。下記は、特に自分の知識とリンクしたお話について、書かせていただきました。


マーケティングって販促じゃないじゃん!
マーケティングってお金儲けの仕組み(ビジネスモデル)そのものじゃんということに気づき始めた点が、最近の収穫かなと思います。本当につい最近までは、「マーケティング=販促」という固定観念が私の中にあって、マーケティングに対してあまり積極的な姿勢ではなかったです。(販促と一言とっても様々だと思うのですが、ここでは商品をお客さんに買わせるような販促と私は捉えます)

ですが、マーケティング学会報告会や、マーケティングの授業を受けてみて「あれ?マーケティングって販促じゃないじゃん!」と考えを改め始め、昨日のお話でその考えが、自分の中で明確になった気がします。


●ペルソナが他人事だった件
凄く反省したのが、このペルソナのお話。調査、分析の段階を終え、インサイトが見えた段階からペルソナペルソナ言って形は作ってみるけど、正直そのペルソナに対してしっかりと責任を持ち、サービスを作ったことがあるかと言われたら、首を縦に振れません....。結局自分の中でペルソナは他人であり他人事であり、「このペルソナを責任持って幸せにするんだ!!!!」という意思が自分の中で無いに等しかった気がします....。「結局ペルソナはあくまで空想の人物だし〜」なんて考えていた自分がきっとどこかにいましたが、ペルソナは空想ではなく仮想の人物であり、ちゃんと人間なんだよって、今後は肝に命じます。
HCDnetの際にもこのお話は出ていましたが、改めて遠ちゃんの「ペルソナ殺人事件」という表現が素晴らしいと思いました....。

 

●作って壊す精神
サービスデザインを課題等で考えるに当たり、毎回「プロトタイプまで作って、ようやく自分のインタビューや分析が荒いものだったか」が分かります。今日のお話だけでなく、以前もセミナーでお聞きしたことがあるのですが、「作って壊す」のスパンを早く・多くできるかか鍵なのかなと思いました。ビジネスや社会の場でサービスデザインを実践したことがないですが、プロトタイプまで作ってようやく、良し悪しが分かると思います。ただ、私の場合「せっかくこんなに頑張ったのに....」と自分自身に同情してしまう哀れな自分がいるので、自分に厳しく生きていこうとしみじみ思いました...(笑)


●行動観察と参与観察について
「行動観察と参与観察は別物だよ」という言葉に思い当たる節があったため、何だかグサッと心にくるものがありました。
今取り組んでいる個人PJが、「カフェのエスノグラフィ」というタイトルから始まったのですが、私達が実際に行ったのは行動観察であり、参与観察とは別物でした。その点については後日のオープンラボのプレゼン内容となっていきますが、UXデザインの教科書であったり、昨日の太田さんのお話で、その点がはっきりと分かりました。今日半日でPJの全貌が見えてきたので、あと1週間頑張ります...。

 

【個人的な振り返り】

●川の向こう岸に辿り着いた私

ここからは私個人の話なのですが、何となく綴らせて頂きます...(笑)


最後に自分で今の自分を振り返ってみてですが、結論から言うと「大学に入る前の自分と今の私は真反対のところにいるんだな」ということです。


たまたま作日のお話の中で「ユニバーサルデザイン」のお話がちょこっと出たのですが、私は大学に入る前まで、ユニバーサルデザインにとても関心を抱いていました。誰もが使いやすいデザインって素敵!優しい!最先端!なんて思っていたのですが、太田さんが仰っていたように、今勉強しているUXの分野は、特定のユーザーの特定の利用条件を前提としたデザイン領域です。そう考えると、「ああ私って約この2年で、真反対のところに来たんだな。」ということを実感しました。だからと言ってどうこうという訳ではないのですが、自分でも知らぬ間に、川の向こう岸に辿り着いていたような、そんな感覚です。純粋だった10代の自分バイバイ....。(最近自分が色んな面で年を食ったように思えてなりません(笑))

 

でも自分が変わったことに対しての恐怖や寂しさよりも、むしろ喜びの方が強い気がして。知識を持つこととか、知らない世界を知ることって私にとってはカッコイイことだなと思っていたり。若干10代の自分とサヨナラするのが寂しいですが、向こう岸に辿り着いた以上、開拓し続けていこうと思います。

 

また、「評価を気にしない」というお言葉は凄く救われる言葉でした。今後インターンや就活をする際に、他人からの評価は避けて通れないと思っていましたが、私は自分に自信を持って、評価に振り回されない人間になりたいと思いました!

 

まとまりのない文章を最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

マーケティングサロンに参加してみて

 

2018.5.18(金)

マーケティング学会報告会(販売促進研究所様主催)

に参加させて頂きました。


私は「マーケティング」を専門的にガッツリ勉強したことはないのですが、自分の勉強している視点から、自分なりの解釈と理解で1時間勉強させて頂きました。

 


●協働のお話
「サービスデザインの教科書」という著書で、プロパイダー(企業)とユーザーの「価値共創」について記されていたのですが、その点と「重音テトの偶発と創造」というお話に何処か重なりを感じました。

 

複数のユーザーが、ネットの掲示板で作り出した有名キャラに似せたキャラが、本家を推すユーザーらに評価され、やがて公認され商品化されるまでのキャラクターになったというお話は、「価値共創」に近いものを感じました。この場合、プロパイダーはユーザーに対して「公認」という名の「支援」を行なっていたり、ユーザーの能力(キャラクターを描く等)を活用していたりと、若干の重なりを感じます。
プロパイダーが一方的にサービスを提供するのではなく、ユーザーこそが価値創造の担い手ならば、このお話のテーマであった「協働」が「共創」であることは、おおよそ間違いではないのかなと思いました。

 


●CJMとマイクロモーメントのお話
「CJMは横軸であり、マイクロモーメントは縦軸である」このお話は非常に興味深かったです。
私は、CJMと利用文脈は一体であるのではと考えており、またサービスを利用前・中・後でユーザーの体験を考えるがUXデザインだと最近勉強したのですが、時系列(横軸)で考えることだけではなく、マイクロモーメント(縦軸)も加えて考えなければいけない点は、勉強になりました。CJMで単純にタッチポイントとして「スマホ」と記入することは容易いですが、ユーザーがこちらの希望通りに動いてくれるとは限りません。寄り道をしたり、道を外したり、遠回りしてみたり、ユーザーの行動は正直理解不能で複雑だと思います。そこを「マイクロモーメント」に注目することで、ユーザーに良い意味で導線を引く、少し意地悪な言い方をするとコントロールすることができます。マイクロモーメントを深掘りすることは、様々に捉えられる気がしますが、マーケティングの世界では重要なキーワードだと理解することができました。

 


●交流会にて
今回初めてマーケティングサロンに参加させて頂き、様々な形で静岡で活動されていらっしゃる方々と交流させて頂きました。様々な方々のマーケティングに対する見解をお聞きすることで、改めて自分の勉強していることへの関心がより強くなりました。そして前回のブログとほぼほぼ全く同じ結論に至るのが恐縮なのですが、やはり色んな立場の方のお話を聞くことで、自分の立ち位置や自分のビジョンが形成されていくことを感じました。

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そういえば来週マーケティング理論という授業のテストがあるので、昨夜学んだことを振り返りつつ、勉強しようと思います...!(笑)

最後までまとまりのない文を読んでいただきありがとうございました。

 

 

(稲葉さんお手製の梅酒、とっても美味しかったです!アルコールに弱いので、梅酒を飲む機会も少ないのですが、梅酒に目覚めそうです....(笑))

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(最後に、かなり殴り書きではございますが、前回同様本日のノートをあげさせていただきます。)

 

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UXデザイン概論に参加してみて

 

 

1年前からブログを始めた方が良いと助言頂いていたにも関わらず、今になってようやく始めようと思い立った自分に腹立たしささえ感じますが、「自分の言葉で、自分のこととして振り返り、ブログでまとめる」ことが学びだと思い立ちました。

「家に着くまでが遠足」ならぬ、「ブログで振り返るまでがセミナー」精神で、今後書かせて頂きます。

 

2018.5.12(土)

UXデザイン概論(2018年HCD- Net東海UXデザイン連続セミナー STEP0)に参加させて頂きました。

 

●セミナーでは

【利用文脈なくして、UXDはできない】
これが今回の私の収穫でした。
今日、個人PJの件で、山川とお互いにカフェの利用者という当事者の立場でインタビューし合っていたのですが、「○○カフェは前に勉強した時、すごく勉強しやすい環境だったから、○○カフェだったら集中して勉強できるかなと思う」という話を聞いて、それって累積的UXの要素含んでるよね?と思いました。そう考えると、人は常に何か目的を持って製品・サービスを利用して、体験しているため、日常は体験で溢れているのですね...。今更実感。つまり、UXDは業種を問わず必要不可欠と言っても過言ではないように感じました。
上記は当事者(顧客)の立場となっての話ですが、作り手として授業課題や個人PJを振り返った時に、今までは、利用文脈をあまり意識せず、製品・サービスを利用している最中にばかり注目して考えており、UXDができているつもりになっていました。でもそれはとんだ大間違いでした。ユーザーがサービスを利用している瞬間的UXだけでなく、その前後に起こるユーザーの知覚もUXの領域であることを忘てはならない、肝に銘じなくては....。

(以下は昨日のセミナーで聞いたお話と、UXデザインの教科書を読み、自分なりにまとめたノートの抜粋です。河口先生にひとまずまとめたノートをブログに上げてみたら?と仰って頂いたので実践。安藤先生の著書もとても分かりやすくて、体に染み込む感覚があるのですが、セミナーは更に分かりやすくてとにかく面白くて、何時間でも聞いていたい、勉強していたいという感覚に陥りました。)

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●懇親会にて
懇親会で様々な方とお話しさせて頂いて、大学にいるだけでは決して分からない、実際にビジネスの現場で起きている現状、メーカー勤務の方々の葛藤等、現場で活躍されている大人の方々の生の経験談を聞くことで、「私ってこんな所でこんな事をしたいんだろうな」という「自分の将来のビジョン」が少しずつ形成されていくのを実感しました。今までは自分が何をしたいのか分からないと思っていましたが、それは自分が何も知らないからだと痛感しました。

こういった現場で活躍されている大人の方々とお話をしていると、社会や企業の現状についてのお話を聞くことができるので、こういう機会にもっと積極的に参加したいと思いましたね。自分で本を読んで勉強することもインプットとして重要ですが、こういった交流の場をもっともっと大切にしていきたいと思いました。

(ふと就職ガイダンスで配られた資料を見ていたのですが、会社説明会はリアルな情報収集の機会だと書かれていて、ある意味ではそうだけど、ある意味では同じ志を持つ大人たちが集まる場こそ、リアルな情報が得られるよね、、と思ったり)

 

以上、望月でした!