デザインと函館と私

大学生活も残り4ヶ月。社会に出るまでに、「学生生活にこれやっとけば良かった」と後悔しないよう、できるだけのことは取り組んできたつもりの4年の夏。

 

今回は、「デザインって何?デザイナーって何?」という、近大合同WSから引きずっていたモヤモヤを抱えながら、函館に飛び立ってみた。

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まずは、近年企業に求められる「イノベーション人材」の話から、今回の函館合宿:「みんなですすめる木づかいプロジェクト」での気づきについて綴ってみる。

 

◾️イノベーション人材とは?

★以下若杉先生のコメント:イノベーションする体形を作るのは、沢山の表現とぶつかり、磨かれ、研ぎ澄ます運動能力。イノベーションを一般化する手法や経験の分析も必要であるが、イノベーションは「やりたい!」というパッションから生まれる

 

このコメントが痛いほど自分に刺さる。自分たちには圧倒的にパッションが足りなかった。デザインに対するプライドを見失った今の自分をどうにか変えたいと思い、函館に飛び立ってみたのは事実であった。

 

◾️頭で考えず、体で考える

今回のワークではユーザー調査をせず、フィールドワークをして五感で乃木地域を踏みしめ、気づきをまとめた。

ワーク中はほとんど付箋紙を使わず、ひたすら絵を描いて、話し合ってを繰り返した。

ユーザーの欲求を明確にしなければ~とか、そんなことしなくても「理想のアパート暮らしの絵」は十分に描けた。

妄想して絵を描いて、議論してを繰り返したら、どんどん形づくられていった。これがデザインか!ものづくりか!と体感した。

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デザイン思考を学んだことは後悔していないし、むしろやって良かったと思っている。「生活者の素敵な時間や体験、暮らしを考えるんだ!」という姿勢や態度が、自分の中に定着したから。

一方で、ユーザーの心理に答えが必ずある!とユーザーを分析して分かったつもりになり、頭でばかり考えていた。つまり、現地に出向かない、絵を描いたりモノを作らないプロセスには大いに問題があった。

そんな時に、今回の合宿では嬉しい発見があった。それは「私ってものづくり大好きだったじゃん」ということ。そういえば、高校時代は家庭科室でひたすら衣装を作っていたし、大学2年時には自分でデザインした雑貨をネットで販売もしていた。私新しいものを作ることが好きじゃん、手動かすの大好きじゃん。体で考えてたじゃん。

 

実際、ワーク中に絵を描き続けることも、メンバーと話し合いながら形作っていくのも、とても楽しかった。人数や時間の問題で大きな模型までは作れなかったが、その過程を楽しめた自信はある。

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▲最終成果物(理想の学生アパートでの暮らし)

 

◾️UXデザインって何?

生活者の素敵な暮らしを考える(UX)×美しいものを作りたい!(Creative mind)=UXデザイン

これが、現状の私の仮説である。このマインドセットが私の中にあるから、私は来春からUXデザイナーとしてやっていけそう(?)

そんな、私の中に隠れ潜んでいた遊び心や好奇心、プライドを引き出してくれたこの合宿に、このタイミングで参加できたことが、本当に嬉しかった。

 

◾️地域とデザインとは?

地域復興とか昔の元気を取り戻すとか、そういうんじゃなくて。地域活性化とか、地域を他人事として見るんじゃなくて。「地域とデザイン」「地域創造」のような、細分化されて生まれてしまった空白をどうデザインするか、そこに限りない未来と人の喜びがあるんだと、改めて感じた。

いつか喫茶店とかゲストハウスとか古着屋とか開きたい。場所はまだ未定。旅していく中で考える。

 

ということで、今回お声がけ頂いた中京大学の上芝先生、東海連合チームとして沢山お世話になった宮田先生、中京大学メンバーの皆さん、本当にありがとうございました!!

共に函館に飛び立ってくれた遠藤ありがとう!

尚、運営、講師陣、他大学の方々も3日間大変お世話になりました!!

 

あ、苦手な海鮮ですが、克服に向けて道が切り開けそうです!(笑)

お寿司や海鮮丼も沢山食べてみたのですが、何より函太郎の炙りえんがわが美味しくて!!!!食べず嫌いって人生損してるなって思いました(笑)

 

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◾️最後に写真で函館5日間を振り返ってみる

 

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函館の小道は興味ばかりそそられて困る(笑)


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函館は猫がいっぱいいた。


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観光の街函館でも、郊外に出ると車も人気も少ない。そんな中一際賑やかな五稜郭タワー


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路面電車って、生活の中に溶け込んでて好き。


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たまたま見つけた素敵なお店。お休みで残念。

 

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つい入りたくなるお店が多すぎる。

 

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函館の茶房で茶を点てた。建物は明治時代のもの。店内は大正ロマンが漂う。時節、京都にいるのか函館にいるのか、或いは明治時代なのか大正時代なのか現代なのか、時空があやふやになる感覚が楽しかった。

 

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名古屋出身の店主さんと談話。コーヒーご馳走様でした。


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この坂から見る函館湾は絶景。


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朝市は思っていたより商売っ気が強くて、ちょっと残念。


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セガワマートのアイスコーナーにて。北海道アイスの中に一際目立って沖縄パインアイスがある図がとってもシュールで、一番好きな写真(笑)

 

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夜は熊が出るという合宿所周辺。夜道を歩く中で死と直面する緊張感を覚えた。写真は撮れなかったが、天の川も見れた。

 

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ジンギスカン。焼き方がいまいち分からず、肉の臭みが翌日まで口に残った。これもまたいい思い出。

 

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フィールドワークで真っ先に喫茶店に入る原田先生率いるD班(笑)

 

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はこだて未来大にもお邪魔。知恵を1人で抱え込まず、皆で共有しようという態度が、空間として設計されていることに驚く.....。

 

まだまだ写真は沢山あるが、今日はここまで。5日間で色々な事が起きすぎて、函館初日が1ヶ月前のように感じる(笑)

 

それほど、とっても濃ゆい函館合宿でした!

また函館にも森町にも絶対行きます!!!!

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