夏の伊東合宿☀️探究の始まり
In&Out Lab 初の合宿 in 伊東 🚃
こんにちは。望月です。
今回は、In&Out Lab で伊東合宿に1泊2日で行ってきたことをブログに書き納めます〜!
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嘗ての未来デザイン研究会で代々続いていた夏の合宿。In&Out Labに体制を変えてから初めての合宿。私にとっても初めての合宿。
今回の合宿は4名前後のチーム×10で、チームごと与えられたテーマを明らかにするフィールドワークを行う予定だった。が、前日の台風10号の直撃により、伊東線が一時運休。多くのチームがフィールドワークがほぼほぼできず仕舞い。悔しさが残る。
私たちのチームは、あみだくじで決まったテーマ「ローカル喫茶」を明らかにするフィールドワークを行った。伊東線が一時運休していたこともあり、急遽伊東のローカル喫茶ではなく熱海のローカル喫茶巡りに予定を変更。半日で3軒のローカル喫茶を回った。
先に述べておくと、今回の合宿は「ローカル喫茶とは、地方に根付く喫茶店である」と説明するのではなく、「ローカル喫茶とは人の暮らしにとって何なのか」を明らかにするものであった。
事前学習として、誰かにインタビューすることは一切しなかった。今までのサービスデザインプロジェクトではユーザー理解、つまりインタビューから始めていたが、今回は自分の実体験と感覚、それに近しい純喫茶大好きブロガーさんのブログから仮説を立てた。
フィールドワークでは、仮説の検証と仮説を証明する写真撮影を行った。仮説である「ローカル喫茶とは、社会の時間からこぼれ落ち、人間らしくて愛おしくなる場所、人間ってこうでいいじゃんと教えてくれる場所」を基に、店内の細部まで写真を撮影してフォトブックとして綴じ、スライドで5分の発表を行った。時間の都合上、ものすごく凝ったフォトブックは作れなかったにしろ、最低限伝えたい情報は載せたつもりだ。
フォトブックは、見る人にとって、私たちが喫茶店で感じたチグハグさや社会の時間からこぼれ落ちている感覚をそっくりそのまま感じてもらい、「ローカル喫茶って愛おしいな」と思ってもらうことをゴールとしていた。発表後、ラボの皆が隣の人と笑い合いながらフォトブックを眺めてくれているのを見て、無事ゴールテープを切れたとなぁと感じた。
今回のフィールドワークは本当に楽しかった。元々自分がカフェや喫茶店好きということもあるのだが、それ以前に「生産性がなくてもいいんだ」とか「人の温もりって何にも変えがたいな」とか「こういう事って日々暮らしてると忘れてるけど、本当は大切だよね」とか、人のより良い暮らしについて、前向きに探究することに関心があるのだと感じる。
そもそも、何故人はちぐはぐな点に人間らしさを感じるのだろうか。何を求めてファミレスではなく、ローカル喫茶を訪れるのだろうか。
これは私の仮説だが、人間って自信が無い生き物であって、自分を肯定できる何らかの温かさに触れたいんだろうなと思う。それが人間の営みであれば、尚更寄り添いたくなる。あまりにも自分勝手な話だが、仕方がない。この時点で、私は研究者でもフィールドワーカーでも経営者でもなく、ただただ1人の人間なのだから。
普段生活していると、生産性や効率性を求める話ばかり。成果が無ければ話にならない世界に生きている。当たり前の話だが、たまにとても窮屈な気分になる。こういった時に、人間らしい営みは私を勇気付けてくれる。これでいいと思わせてくれる。いずれかはそちら側の世界に行きたいと思いながら、元の世界へと戻って行く。それだけのことなのかなと思う。
(以下フィールドワークで発見した、人間らしくて愛おしい写真たち)
▲外の看板メニューが全く見えない
▲黄色いメニューは販売していないという嘘のメニュー
▲一件すると何が違うのか分からない食品サンプルたち
▲グラスに対して長すぎて、食べにくさナンバーワンスプーン
▲店内喫煙が終わりを迎えそうな時代の中、現在進行形でタバコの匂いが大充満する喫茶店店内
(上げ出すとキリがないので、この辺りで。)
そして何より、熱海の町歩きが楽しかった。やたらと地面の高低差が激しい熱海だが、好奇心を持って街歩きするには十分すぎる地形だった。
昔の観光街を感じさせる商店街から、潮風でサビれたビル、坂を登ると背面には絶景の海と地平線。少し先には初島。細い小道を歩いていると、古い民家から湯気とともに硫黄の匂いが香る。五感という五感で熱海を感じた。
何より、一緒にフィールドワークを楽しんでくれたメンバーに感謝!!!本当にありがとう!
絵しりとりレクリエーション優勝🏆
今回運営してくれた3年生ありがとう🏆
そういえばそろそろ部長も引退シーズン。約1年間頼もしさゼロパーセントの先輩について来てくれてありがとう!そして皆さん合宿お疲れ様でした!