こんにちは。

常葉大学4年の望月琴未です。

今回は第6回Xデザインフォーラムに参加したため、約5か月ぶりに、ブログを更新します!

 

今回のテーマは「フィンテックとデザイン、経営とデザイン」でした。

また、午前中に開催されたワークショップのファシリテーションのお手伝いもさせていただいたため、最後にちらっと感想を述べます。

 

1.フィンテックとデザインについて

2.経営とデザインについて

3.WSファシリテーションをしてみて

 

1.フィンテックとデザインについて

つい最近、「アフターデジタル」を読んだばかりで、フィンテックのお話は私の中でタイムリーでした。地方に住む私と、社会の目まぐるしい変化のギャップを一番早く捉える1方法は、フィンテックについて知ることだと思います。


「OMOと呼ばれる、デジタルがオフラインを包括する時代において、ペイメントサービスは、今後あらゆるサービスや個人IDと紐付いて、よりパーソナライズ化されたサービスの提供へと展開していく。中国は、アリペイやウィチャットによって既にOMOが浸透しつつあるが、中国とは全く異なる文化を持つ日本に適したデザインのアプローチをどうしていくのか。」

→これについて非常に関心があったため、今回Yahoo及び楽天カードの方の講演を聞くことができたことは、貴重な機会であったと思いました。

 

今回のお話で特に面白かったのはマネーフォワード 取締役執行役員、Fintech 研究所長の滝さんのお話でした。

「顧客はペイメントサービスを見ていない。見ているのは母体となる体験である。早いとか、安いとか、楽とか。だからペイメントサービスを進めていくというよりかは、母体となる体験から攻めていき、そこからペイメントサービスへ紐づけていくのが良い。」

ペイメントサービスそのものへの信頼性も大事だが、何より顧客が母体の体験に満足していることが重要なのかと気づかされました。まだまだ勉強不足なため、非常に発見が多かったです。今気になっている本はお金2.0です。オススメの本がありましたら、ぜひ教えてください!笑

 

2.経営とデザインについて

以前ある会社のインターンシップに参加し、経営戦略室の方とお会いした際に「こういうこと(サービスデザインやUXデザイン)を勉強している学生にぜひうちの部署に来てもらいたい」と言って頂いたことがあります。その時、デザインは既に重要な資源とみなされており、今後企業のブランディングの中核的存在になっていくのかと実感しました。

 

経済産業省よりデザイン経営宣言が発表されたが、未だ多くの企業では、新規事業立案の際に最上流からデザイナーが関わっている例は少ないよう。また、デザイナーと言っても専門性を持ったデザイナーに加えて、ビジネスでも活躍できる、高度デザイン人材のガイドライン作りが始まっている。」

→明日、武蔵野美術大学の市ヶ谷キャンパスでのイベントに参加するため、改めてお話を伺えること楽しみにしています。

 

私が特にハッとしたのは日立製作所の主管デザイナー、丸山さんのお話でした。

「社会や外部から考える構想形成と、自分のリソース中心で考える企画立案の間には壁がある。企画立案の方がローリスクのため、覚悟の薄いインハウスデザイナーはローリスクを選ぶ。」

自分も1年後、インハウスデザイナーになる予定のため、この視点を持つことは非常に重要だと思いました。自社中心設計ではなく、人間や社会中心設計とはこのことなのかと、ハッとした瞬間でした。

 

3.ファシリテーションについて
東海大学富田先生を中心に企画されました「これからのデザインスキルのためのワークショップ」ファシリテーションをお手伝いさせて頂きました。

今回のテーマは「ある会社の社員合宿プランを検討するゲームを考える。」

ワークショップを進めていくと、つい合宿のアイデアを出す完全なゲーマーになってしまいます。

ですが今回は、ゲームをデザインすることが本題であり、ゲーマーになりきったデザイナーであることが、求められていたと思います。
これはあくまで私の解釈なので聞き流して頂いて構いませんが、このゲームの最終ゴールは「このゲームをおもむろに引っ張りだしてきて、デスクの上に広げ、社員数人で30分でも1時間でもこのゲームをやってみると、皆で合宿の1プランが考えられちゃう」だと思います。そこから逆算してみると、遊び心がくすぐられるワークショップとなっているとな思いました。

 

ポスター発表もさせていただきました。ブースにて足を止めていただき、フィードバックやアドバイスを下さった社会人並びに学生の皆様ありがとうございました。たまたまフィンテックサービスのプロトタイプの発表だったこともあり、このプロトタイプが議論の叩き台にできて、非常に楽しかったです。

 

最後までまとまりのない文章をお読みいただき、ありがとうございました。最後は懇親会で目に留まった令和を添えて〜

 

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