HCDnet東海:UXデザインWSに参加してみて
こんにちは。
常葉大学 望月琴未です!
12月22日(土)にUXデザイン連続セミナーDay1Day2補講(WS)に参加させていただきました。
ちなみに、HCD-net東海のセミナーに参加させて頂くのは今回で3回目でした。
1回目:インタビュー講座(2年生時)
2回目:UX講座(今年の5月)
3回目:インタビュー(今回)◀︎New
今日は主にこの2つの観点でブログを書かせて頂きます。
▪︎WS中の気づき
▪︎就活の入り口に立つ私の気づき
▪︎WS中の気づき
ータイムテーブルー
1100~1130:ミニレクチャー
1130~1200:インタビュー設計
1300~1400:インタビュー実施
1400~1500:インタビュー振り返り、ファクトイドの抽出
1510~1600:価値変換
1600~1720:価値マップ作成
1730~1800:結果共有
・井登さんからのインプット〜HCD・UXにおける価値探索について
「インタビューは言語情報と非言語情報を扱う」
インタビューを言葉で分解してみると確かに「inter」と「view」にわかれます。言語化されているものを深読みすることもインタビューですが、言語化されていないところを発見して深読みするのもインタビューのお仕事。
「デプスインタビューとグループインタビューについて」
デプスインタビューが潜在的な課題を探す定性調査であるのに対して、グループインタビューはアンケートとほぼ同じ、顕在的課題を証明する定量調査の扱いなのだと。このお話は調査の目的によって調査の手段が変わるというお話。
「生活者はニーズを語るプロではない」
生活者の95%の人は自分の本当にしたいことを言語化できなくて、この95%にアプローチするには生活者(インタビュイー)がどういうことに興味があるのか、執着しているのか、言語化してほしいのかを探る。確かに、ついつい生活者にニーズを言ってもらおうと深堀インタビューをしてしまうことが多いので、それはとんだ大間違いということを再認識。
昨年参加しましたインタビュー入門@名古屋の際にも、インタビューのコツについて奥泉さんよりお話しいただきましたが、その時は単純に自分の経験と知識があまりにも浅かったので、自分に落とし込むための引き出しがありませんでした。
3年生になった今、大学の授業や部活のPJでインタビューは何度かしてきましたが、がっつりインタビュー設計をせずにインタビューをしてしまったり、インタビュアーが自分とほぼ同世代が多かったので、共感できたりしやすかったんですね。だから何とかなったりしちゃってて。
今回のWSテーマは「より快適で理想的な「はたらく」をデザインする」でした。
まず今回の内容は(まだ働いたことがない)当事者でない話題だったり、グループメンバーも勿論私以外は社会人の方だったりと、共感はしにくい状況でした。デザイナーとなれば当事者でないことの方が当たり前だと思うので、甘ったるいことは言っていられないですね。
私たちのチームは働く際のやりがいを大項目にグループワークを進めていきました。
が........1日でインタビューから価値マップ作成までは、想像以上にハードでした。大学で分析をする際は下手したら1日2~3時間×4日ほどかけることもあるので...笑
(↑大学で分析中の様子)
私が極端に分析に時間をかけすぎているのですが、付箋紙に書き出す際の言語化の質や、顧客の利用文脈が読み取れる文章構成を意識している(しまう)ので、時間がかかってしまうんですかね。正直なところ、顧客の心理や体験価値に迫るこの分析段階が私はすごく好きで、タスクをこなす感覚より、グループメンバーと雑談を交えながら普段は楽しんで分析しています。
話は元に戻りますが、付箋紙の質=顧客の利用文脈や体験価値の捉え方
だと私は思っていて、スピードと付箋紙の質が比例できるような仕事人になりたいと思う所存でした。今回のWSはあくまで練習・訓練だったので、付箋の質を追求する というより、デザインリサーチのフレームを時間内に実践するのが目的だったとは思います。付箋はあくまで媒体ですが。(社会人の方々と一緒にいると、自分がいかに頭の回転が遅いのかわかりますね。このままだとサービスデザイン香港なんて行けるのかしら・・・。)
さて、インタビュー情報からユーザーの心の声と価値を分析しながら書き出して▼
模造紙に構造化して結果を共有▼
〈個人の振り返り〉一つすごく思ったのが、私の中では情報が構造化されたり言語化されたりしていても、それをグループ内で共有したり決定したりする力が私は著しく乏しいようです。つまり、自分の中でいくら俯瞰(メタ視点)できたとしても、それを他人に共有したり、説得したりできないってことなんですね。コミュニケーション能力なのか、プレゼンテーション能力なのか。外部に出ると、こうした自分の限界を俯瞰して見れるので、すごく面白いです。静岡にいたら絶対にわからないこと。
▪︎就活の入り口に立つ私の気づき
最近、デザインシップ等々外部でキャリアパスやキャリア設計についてインプットする機会が多かったので、今回のWSの「働く」というテーマもかなりタイムリーな話題ではありました。就活するにあたって、ファーストキャリアにどの業界・職種を選ぶのかは、今後のキャリアのベースになっていくと思います。
現役デザイナーの皆様に懇親会で少しお話を聞かせて頂きましたが、一つ私が気づきとして得られたのは、「当事者」というキーワードです。事業社であればいかに当事者であるのか。コンサルティングであればいかに当事者である人々の中に入っていくのか。これが、自分がどんな会社でどう働くのか・働きたいのかという話につながってくるかと思います。抽象的な話ですが、これはインタビューにも共通する点があるような。
最後に菅本・吉岡お疲れ様でした!たまたま二人のグラレコの初回と最終回にご一緒させてもらいましたが、グラレコのスキル面もメンタル面も鍛えられてて尊敬します。
(上:初回 下:最終回)
最後に、めちゃめちゃ美味しかった世界の山ちゃんの手羽先を添えて〜